膝関節の構造について
膝関節は、骨、筋肉、靭帯、腱などと連携することによって、歩いたり、走ったり、座ったり、立ったなどの動きに適応しています。
膝関節を構成する4つの骨
膝関節は、人体で最も大きな関節で、大腿骨(太ももの骨)・脛骨(すねの骨)・膝蓋骨(お皿)・腓骨(すねの外の骨)の4つの骨で構成されます。
2つの関節
膝を構成する関節は2つあり、1つは大腿骨と膝蓋骨からなる膝蓋大腿関節、もう1つは大腿骨と脛骨からなる大腿脛骨関節です。
体重を支えるクッションの役割をしている半月板、骨と骨をつなぐ靭帯、動きをコントロールする筋肉が組み合わさることでスムーズな膝関節の曲げ伸ばしが可能になるのです。
膝関節周囲の主な筋肉
・太ももの前側 ⇒ 大腿四頭筋
・太ももの裏側 ⇒ ハムストリングス
・ふくらはぎ ⇒ 腓腹筋
膝関節の靭帯
膝関節には、外側側副靭帯、内側側副靭帯、前十字靭帯、後十字靭帯などの靭帯があります。
側副靭帯は、膝が左右にずれたり傾いたりするのを防ぎます。十字靭帯は、膝が前後にぐらつくのを防ぎます。
足を動かす役割
私たちの生活において欠かすことのできない歩く、しゃがむ、正座という動作において、膝はそれぞれ60°、100°、140°の角度で曲がります。
その他の大切な組織
・靭帯
それぞれの骨をつなぐ、綱のような役割を持っています。靭帯がなければ、骨はバラバラになってしまいます。
・軟骨
骨と骨の間にあるクッションです。軟骨がなければ、体重の重みで骨がすり減ってしまいます。
・半月板
膝にある、硬質ゴムのような組織。軟骨だけでは支え切ることのできない、さらに大きな衝撃を吸収するためのクッションになります。
・関節包
膝全体を包み込む、袋のようなものです。関節を液体で満たして、膝の新陳代謝を助けています。
体重を支える役割
膝は体重を支えながら可動します。関節周囲の軟部組織が貧弱のため外力により骨・軟骨・靭帯などが損傷されやすくなります。動くことによって、重さの負担が変化します。
歩く⇒体重の3倍程度、走る⇒体重の5倍程度、ジャンプする⇒体重の24倍程度の重さがかかっていると言われています。
あきら膝痛整体院
現在、平日の夕方や週末のご予約が混みあい、ご迷惑をお掛けしております。新規の方は、お早めのご予約がオススメです。
福岡市早良区西新4-6-26竹本ビル3階
(エレベーターあり。お子さんと一緒のご来院歓迎)